気候変動に私たちができること  

いま行動しよう 私たちのために

 

気候変動問題は国境を越えた地球規模の課題であり、あらゆる人々と地域社会に影響を与えます。私たちはこの問題を環境問題と人権問題の両面からとらえています。なぜなら、きれいな空気を吸い、安全な環境に住むという、あくまで日常的なニーズが脅かされているからです。さらに、貧困層や機会に恵まれない人々こそ環境被害を受けることが多く、身を守る術も非常に限られています。これほど団結して解決策を生み出さなくてはならない必要に迫られている問題があるでしょうか。

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私たちは気候変動を環境問題と人権問題の両面からとらえ、今すぐに行動を起こす必要があるとして二酸化炭素排出量の削減に対して壮大な目標を掲げました。

 

気候変動は、当社の事業だけでなく、私たちが関わる世界中の人々の生活にも影響を及ぼす可能性があります。そして私たちには、この問題の解決に取り組む倫理的責任があると感じています。アパレル業界は、温室効果ガスの排出など環境に多大な影響を与えています。私たち全員の健康と安全な生活を支える豊かな天然資源と健全な環境がある世界でこそ、Gap Inc. は大きく成長することができるのです。また、気候変動問題に取り組むことは私たちの事業に利益をもたらし、効率を良くするだけでなく、お客様や従業員、その他関係者とのつながりを強めるとも考えています。エネルギー使用量や排出量を削減することは、企業としての責任を果たすだけでなく、社会の最も重要な課題を解決する世界規模のより大きな取り組みの一端を担うことになるのです。

環境負荷問題に取り組むため、私たちは時を追うごとにますます高い目標を掲げてきました。そして、未来に向けこれまで以上に高い目標を掲げていきます。2020年末までに世界中の自社運営施設における温室効果ガス排出量を50%削減します。また米国の施設で埋立処分される廃棄物の再利用率を80%まで引き上げます。 これら二つの目標を達成するには、店舗でのエネルギー消費量をリアルタイムで測定するなど新たな工夫を凝らすことで、大幅に効率を高める必要があります。

これらの目標はまた、当社の考え方の変化を表してもいます。これまでの慎重な対応とは打って変わり、いまは一刻も早く行動する必要性を感じています。2014年国際機構「気候変動に関する政府間パネル」によると、“気候システムに対する人間の影響は明白であり、最近の人為的な温室効果ガスの排出量は過去最高である”と明言しました。2 環境の健全性は、政府から企業そして消費者に至る社会のあらゆる層を越えて、さらに思い切った行動を起こせるかどうかにかかっていると私たちは考えています。

2http://www.ipcc.ch/pdf/assessment-report/ar5/syr/AR5_SYR_FINAL_SPM.pdf

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世界最大のアパレル企業の一社としてGap Inc. は、その事業規模ゆえにさらなる責任を担うことを認識しています。また、それは同時に当社にとって良い変化をもたらす素晴らしい機会を与えてくれます。一つひとつの変化は小さくとも、事業活動全体という規模になれば、本当の意味で変化を生み出す可能性があります。方針、実行、プロセス、意思決定におけるあらゆる改善がその足掛かりとなり、行動を一緒に取ることで、かつて生み出したことのない結果をもたらすことができると信じています。この影響は波及し、他の企業がより大きな削減目標を定めることができ、気候変動を緩和するためのより大きな結集した力へとつながります。

2003年に二酸化炭素削減に対する最初の目標を掲げて以来、環境改善への取り組み実現に役立つたくさんのことを学んできました。例えば、幅広い変化に取り組む一方で、自分たち自身にも与える影響に対処できるよう、Gap Inc. の社内外両方で行動を起こす必要があることがわかりました。さらに、効率化を進める新しい方法を見つけ出すには、新たな視点から社内の運営方法を継続的に見る必要性があることにも気づきました。そして、Gap Inc. では現在、影響力は小さいものの、プラスの影響を生み出す大きな可能性を秘めている自社サプライチェーンの環境負荷軽減に取り組むべく、長期戦略を策定しています。

力を入れているすべての分野で、私たちは環境に対する影響を軽減する上で重要な岐路に立っています。2020年末までに私たちの目標を達成することはたやすいことではありません。新たな投資を行い、これまでとは違う方法を見出し、新たな運営方法も導入しなければなりません。しかし、今世界が直面している課題には、さらに一歩踏み込んだ深い関わりを持つ努力が必要とされています。自社の目標をどのように達成するか、まだすべての答えが出ているわけではありません。しかし、より大きな変化をもたらすための独自の方法を、Gap Inc. は必ず見つけ出します。

The Short Story

  • Gap Inc. は気候変動を環境問題と人権問題の両面からとらえています。
  • 2020年末までに、世界中の自社運営施設における温室効果ガスの総排出量を50%削減することを目指し、取り組んでいます。
  • 同じく2020年末までに、米国で運営する施設の埋立処分される廃棄物の再利用率を80%に引き上げるべく、取り組んでいます。
  • これらの目標を達成するには、より効率的に運営するための新たな取り組み方が必要になります。