多様性を受け入れ、受容する力を育む

平等、機会、つながりへの取り組み


Gap Inc. は設立以来、個性と多様性を称え、すべての人を敬意、尊厳、公平さを持って平等に扱うという当社の核をなす価値観を尊重してきました。 

世界有数のアパレルリテーラーである私たちには、他社と共に立ち上がり、誰にとっても公平な世の中を作るために取り組むチャンスがあります。従業員、お客様、事業にとって重要な問題に対して当社としての公的な見解をはっきり示すことが重要であると考えています。そうすることで創業者が描いた理想を受け継ぎ、より広範な文化的変化をもたらすことができます。

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多様性を受け入れることで創造力や革新が育まれ、Gap Inc. が事業を展開するあらゆる拠点で最も優れた人材を誘致、保持することにつながります。 
 

私たちにとって個性を称えることは、すべての人を厚く尊重することと切り離して考えることはできません。私たちの事業は、すべての人が活躍するチャンスが与えられて初めて、成功を収めることができます。当社の事業を成長させるには、傘下のブランドやストアで出会う多種多様な文化を、会社だけではなく従業員自身が理解し、受け入れる必要があります。平等と多様性を受け入れるという決意は、あらゆる差別、ハラスメント、報復行為を容認しない方針を掲げる当社のビジネス行動規範に織り込まれています。 この方針は役員、従業員、入社希望者、お客様、(独立業者やサプライヤーなどの)ビジネスパートナーに適用されます。

私たちは社内外を問わず、あらゆる視点で平等を支持することを信念としています。反LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア)コミュニティ法案に反対の声を上げたこともその一つです。LGBTQコミュニティには私たちのお客様だけでなく、当社の現従業員、そして将来Gap Inc.に入社する可能性がある人も多くいると考えているからです。

当社のグローバルタレントチームはダイバーシティ&インクルージョンチームと連携し、人材とその受容性に関わるプログラムや活動の計画、立案、実施、評価を行っています。社内外のベンチマークを使い、社内各部門のリーダーがあらかじめ取り決められた基準に従い、重要事項(持続可能な人材開発やリーダーシップ層の改善機会など)を見極めて優先順位を付けます。コミュニケーションズチームやパブリック&ガバメントアフェアーズチームが社内外に向けた上記の優先事項の情報発信をサポートしています。


多様性と受容性を支持するコミュニティを形成する


私たちは多様性を受け入れることで創造力や革新が育まれ、判断の質を高め、経済的な成長を強化すると信じています。あらゆる背景を持つ人を受け入れるカルチャーがあれば、従業員は職場で抵抗なくありのままの自分を表現できます。

社内にはダイバーシティ&インクルージョン(多様性と受容性)を取り入れ、促進するための取り組みに専念するチームが組織されています:

ダイバーシティ&インクルージョンカウンシル
全社のコーポレート部門とフィールド(ストア)部門の役員やリーダーからなる諮問委員会で、多様性と受容性に関する戦略を立案し、事業の成果に結びつけることに取り組んでいます。

エンタープライズダイバーシティ&インクルージョンチーム
Gap Inc. がグローバルに展開するダイバーシティ&インクルージョン戦略の策定と実施を担うチームです。

ダイバーシティアンバサダー
アンバサダーとして選出された従業員は、それぞれが所属するチーム内で社内のダイバーシティに関する取り組みのリーダーを務め、意識の向上や知識の増強、自身が持つスキルやリソースの共有を行います。

ビジネスリソースグループ
多様な背景を持つGap Inc. の従業員が自主的にビジネスリソースグループを立ち上げ、異文化学習、メンタリングの機会や、異なる文化を持つ従業員と関係を構築する機会を提供しています。各グループが能力開発やネットワーク作り、ボランティア活動を企画しており、社内の取り組みに対する従業員の意見を出したり支援を行うだけでなく、Gap Inc. の市場活動に有益な消費者の観点や商品に対する意見を会社に提供しています。 さらに当社が世界各国と事業で関わる際には、さまざまな国や文化に関する知識や語学力を活かしています。こういった活動を通じ、エンゲージメントの高い従業員は人脈を作り、視野を広げ、社内各所のリーダーと顔を合わせるなどの経験を積むことができます。 

当社では従業員によるビジネスリソースグループの立ち上げを支援しており、各グループは今後さらなる発展を遂げたり、形を変えていく可能性があります。
現在活動しているビジネスリソースグループ(一例):

·    African American Networking Group (AANG:アフリカ系アメリカ人のネットワーク活動グループ)

·    Asians Supporting Inclusion and Awareness (ASIA:受容性とその意識の向上を目指すアジア人の会)

·    Gap Gay Employees, Allies & Resources (GEAR:Gap Inc.のLGBT従業員とその支援者およびリソース)

·    GapWIL (ウィメン・イン・リーダーシップ)

·    Honoring Our Latino/Hispanic Ancestry (HOLA:ラテン系/ヒスパニック系のルーツに敬意を払う会)

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ASCEND:次世代のリーダーへの投資

私たちは多様性を受容する精神を持った人材、そして次世代のリーダーを育成することに力を注いでいます。人材育成、エンゲージメントの向上、多様性の促進を目指すGap Inc. のビジョンやコミットメントを支えているのが、ASCENDプログラムです。このプログラムはメンターシップ(指導)、機会の創出、能力構築を通じて、マイノリティ出身のリーダーたちが可能性を発揮し、キャリアに関する希望を実現させる手助けを行うことを目指しています。

また、当社はマイノリティ向けの就職フェアの支援、フェアでの採用、ギャップ財団による This Way Ahead の青少年向けインターシップや技能訓練プログラムを通じて、次世代の若者に投資を行っています。 
 

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LGBTQコミュニティとともに立ち上がる


私たちは人々を団結させ、すべての人が平等な立場で成功する機会を得られる明るい未来を目指してまい進することが企業としての役割であると考えています。Gap Inc. は2017年に世界中のレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、インターセックス(LGBTI)の人たちの権利と公平な待遇を推進する国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のプログラム、「Free & Equal」に対する意識向上とファンドレイジングのために国連財団とパートナーシップを結びました。

当社はパートナーシップを通じてプライド月間を祝い、お客様にも参加いただけるよう主に二つの活動を行いました:

·    Gap Inc. の「#WearYourPride」キャンペーンの一環として、当社はGapブランドのプライドTシャツの利益の30%を「Free & Equal」の活動に役立てられるよう国連財団へ寄付しました。

·    Gap Inc. の傘下ブランドではプライドをテーマにした特製eギフトカードを販売しました。カード一枚の売上につき2ドルを「Free & Equal」に寄付しました。

このキャンペーンを通じて、平等に対する当社のコミットメントを社会に向けて発信するだけでなく、プライドを尊重する手段をお客様にも提供することができました。


「私たちは多様性と受容性を大切にし、一人ひとりの尊厳を守り、敬意を持って向き合う企業文化を形成するべく努力しています。こういった価値観を掲げることで優秀な人材を誘致、保持し、最高の商品やショッピング体験をお客様に提供し、社内、そして社会全体にプラスの変化をもたらすことができています。」
 

Kisha Modica、ダイバーシティ&インクルージョン シニアディレクター


女性のための機会創出


女性のために機会を創出することはGap Inc. の文化に深く根付いています。傘下のブランドを運営、成長させるにあたり、ストアマネージャーからブランドのCEOまで、女性が重要な役割を担ってきました。Gap Inc. の全従業員に女性が占める割合は70%で、世界中のストアマネージャーの大半も女性が占め、ブランドリーダーの役職も男性と平等に担っています。女性の平等に対する当社のコミットメントは、優秀な人材を惹きつけ、雇用や定着率を高め、その大半が女性であるお客様との繋がりを強化するといった競合優位性を私たちにもたらしてくれると確信しています。

当社のグローバルな「女性と機会」イニシアチブには社内外のプログラムや活動が盛り込まれていて、社内中のリーダーや従業員が参加しています。社内で広く展開している女性エンパワーメント戦略では、女性または性の受容性に関わる取り組みのすべてにおいて一貫性を持たせています。この平等へのコミットメントは人材開発からリーダーシップトレーニングにいたるまで当社の事業のすべての側面に取り入れられています。


未来の女性リーダーにインスピレーションを与える


GapWIL(ウィメン・イン・リーダーシップ)が、すべての少女が強く、賢く、勇敢であるようインスピレーションを与えることをミッションとする非営利団体のGirls Inc.と提携し、Gap Inc. での夏季「メンタリング」プログラムを立ち上げました。3週間のプログラム中、高校2年生がキャリアコーチと面談し、ストアで小売と在庫管理をテーマにしたワークショップを通じて職業技能を身につけました。さらにGap Inc. のリーダーたちとも話す機会を設け、ビジネスや当社の価値観も学びました。

上記の取り組みに加え、Gap Inc. の商品製造に携わる女性とその女性が暮らすコミュニティに向けて職場や家庭での地位向上に必要なスキル習得や自信を育む機会を提供するP.A.C.E. プログラムを当社の核となる業務に組み込みました。2015年9月にはP.A.C.E. プログラムの大幅な拡大を発表し、2020年までに世界中で100万人の女性と少女に当プログラムを届けるという目標を掲げました。 

2014年、当社は国連ウィメンと国連グローバル・コンパクトが策定した女性のエンパワーメント原則(WEPs)に参加しました。WEPsは、女性の職業能力開発や男女の平等に関する成果を公表する必要性などに関して実務的指針を示すことを目的としています。女性の平等をサポートする手段のひとつが同一労働同一賃金の支給です。Gap Inc. が2015年にフォーチュン500社の中で初めて、世界中で同一労働に対し男女平等の賃金を支給しているということが第三者により評価され、それが公表されたことを誇りに思います。私たちがいかに前進してきたかを発表することで、他の企業が当社に続き広く変化をもたらすことを目指しています。
 

2016年カタリスト・アワード


カタリストは年に一度、職場での女性の採用、能力開発、昇進の推進において革新的なアプローチによって事実に裏打ちされた顕著な成果を挙げた組織を表彰し、カタリスト・アワードを授与しています。Gap Inc. は本アワード設立以来初の単独受賞者として、かつアパレル企業としては初めて表彰されました。

カタリスト・アワードの候補に挙がったイニシアチブは、組織の戦略、論理的根拠、上層幹部の取り組み、経営責任、透明性、コミュニケーション、従業員のエンゲージメント、革新、顕著な成果などの基準に基づく一年間の厳格な審査を受けます。

GAP INC. の多様性


2014年に米国のGap Inc. で働くフルタイム従業員と(季節雇用者以外の)パートタイム従業員の内、48%が自分自身を白人に分類し、52%がその他に分類しました。
 

Gap Inc. の運営施設

 

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(※米国でのみ民族の多様性に関するデータを追跡しています。国により規制や報告が異なるため、他の国に関して同様のデータはありません。)

Gap Inc. では、全社で男女従業員のバランスを観察し、評価しています。

グローバルにおける男女比

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米国におけるバイスプレジデント以上の役職およびマネージャー/シニアマネージャーレベルの昇進率は、過去4年間の内3年間で、女性が男性を上回っています。

米国における男女/役職別の昇進率

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The Short Story

  • すべての人に敬意を払うことはGap Inc. の根幹をなす価値観です。
  • 多様性はGap Inc. の革新性を引き出し、人材の誘致と保持に役立つとともに、お客様とのつながりを築きます。
  • 現在、Gap Inc. の従業員の74%を女性が占め、5つの傘下ブランドの内、4つのブランドリーダーを女性が務めています。
  • Gap Inc. は、LGBTコミュニティに対する差別反対の立場を表明しています。
  • Gap Inc. の6つの従業員リソースグループは社内の多種多様なバックグラウンドや文化を理解し、つなげる活動をしています。