リスク管理

従業員と事業を守る


Gap Inc. はサステナビリティに関するリスクをはじめとした、リスクの特定と管理に特化した制度と手順を確立しました。 

企業レベルではGap Inc. の内部監査チームが年に一度、60人以上のトップ管理職や取締役とリスクの査定を目的とした面談を実施しています。また、その中から対象者を絞り込んで四半期ごとの面談も実施し、会社のリスク特性の変化を追跡しています。こういったリスク評価の面談の内容を踏まえ、当社やその属するアパレル産業に影響を及ぼす外部要因を考慮しながら作成されるのが、当社にとっての最大のリスクを洗い出すヒートマップです。会社の戦略的イニシアチブ達成や事業継続に潜在的に影響を及ぼすリスクの可能性と深刻度を基準にし、リスクに優先順位をつけます。こうして優先すべきと判断された各分野のリスクの経過を会社として観察します。企業リスク評価は管理職のリーダーシップチームと取締役会のメンバーによってレビュー、承認されます。

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さらに、当社のグローバルサステナビリティチームがビジネスパートナーや専門家と連携し、当社の事業、そしてサプライヤーや商品製造従事者といった社外のステークホルダーにとっての潜在的な社会的リスク、環境リスクと改善機会の重要性を審査しています。ここでは気候や環境の影響が当社の事業にもたらすリスクも含めて評価します。当社はサステナビリティマテリアリティアセスメント(サステナビリティにおける重要課題の評価と特定)、代表的商品のアセスメント、ステークホルダーエンゲージメントプロセスなどのツールをリスクや改善機会の優先順位付けに役立てています。マテリアリティアセスメントや他のリスク評価を行う際には、事業やステークホルダーが被る潜在的な影響の重大さや発生の可能性、またその影響が続く期間といった要因を考慮しています。 

内部監査チームは2016年に一次サプライヤーと二次サプライヤーが抱える社会問題、環境問題の管理に関する包括的リスク評価を行いました。当社のビジネスに影響を与えるリスクを洗い出し、リスク緩和対策の査定を行うことを目的としたこのリスク評価の結果は、当社のプログラムに組み込まれ、本レポートで詳細が報告されています。  

資産レベルでは自社施設や店舗が抱える異常気象、自然災害、その他の外的事象に起因するリスクの分析、優先順位付け、軽減をビジネス継続プラン(BCP)チームが行っています。このチームは米国海洋大気庁(NOAA)やその他国内機関、国際機関の予測モデルや実測モデルを活用して、Gap Inc. の全施設に対する潜在的な影響の追跡と評価を実施しています。また、リスク評価ツールを活用してイベントリスク、会社のリスク、対策計画策定後の残余リスクを特定します。